肥沃な土地と豊かな海に恵まれた熊本は、山海の幸豊富な味どころです。新鮮な材料で、素材の持ち味を生かした郷土料理の数々が県下の各地に伝えられています。

• 辛子蓮根
• 馬刺し
• 球磨焼酎
• 肥後牛
• 熊本ラーメン

	辛子蓮根は、玄宅和尚（げんたくおしょう）が、病弱だった肥後藩主三代目の細川忠利公のために考案したもので、熊本ではおせち料理に欠かすことのできない冬の料理です。蓮根の穴に、辛子味噌を詰めて揚げるというシンプルさとは裏腹に歯ごたえと辛子のツンと鼻に抜ける刺激が、とても新鮮です。
	その鮮やかな色から「さくら刺し」とも呼ばれ、馬特有のクセのない風味。低カロリー、低コレステロールで食感は舌にとろりとやわらか。わさび醤油又はにんにく醤油です。
	名実ともに世界の銘酒となった人吉球磨地方の代表的な特産品です。原料に良質な米だけを使用した本格焼酎で、伝統的な常圧蒸留製法のものは力強く、濃厚な芳香があり、昔ながらの焼酎ファンに根強い人気。近年新たに導入された、減圧（低温）蒸留法のものは、さわやかな風味とまろやかな味わいで、日頃清酒に慣れ親しんでいる人にも「飲みやすい」と好評です。
	熊本で飼育された肉用牛でも、一定の肉質条件をクリアしたものが「肥後牛」と呼ばれます。脂肪が少なくヘルシーでかつ、濃厚な霜降りもあるのが特徴でコクと甘みが強く、口当たりはとても柔らかです。
	熊本ラーメンの特徴は、歯ごたえのある太麺、豚骨をベースに鳥がらを加えたマイルドなスープ、揚げニンンクを加えるのが特徴。